Heavy Weather [Analog]
月 14th, 2008
創立者の1人だったミロスラフ・ヴィトウス(B)は、実質的リーダーのジョー・ザヴィヌル(Key)との音楽的見解の食い違いで脱退。その後ジャコ・パストリアス(B)が加わり、ポップでファンキーな資質を前面に出したザヴィヌル色が強くなった。ヴィトウスの影響が強かった、スペイシーでエレクトリックフリーなバンド初期の評価も依然として高い。だが人気では、ジャコの参加したこの時期にピークを迎えた。その意味で、本盤が最も人気の高いアルバムといえる。 ザヴィヌルの代表作でもあるポップな1曲目『バードランド』は、マンハッタン・トランスファーがカバーした、ポップスファンにもウケる曲だ。フレットレスベースがたまらなく美しく響く、2曲目『お前のしるし』。天才ジャコのベースプレイが堪能できる3曲目『十代の町』は、マーカス・ミラー(B)もカバーしている。 本作発表当時、バンドとしては過渡期であり、ザヴィヌルとジャコを中心に、いよいよ音楽的全盛期を迎えた。その第1歩を示すアルバムだ。(高木宏真)
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