WWF Forceable Entry
月 1st, 2007
WWF(ワールド・レスリング・フェデレーション)の最新アルバムである本作のジャケットには、「WWFのスターたちの新たなテーマ曲がロックする!」という派手なスローガンがおどっている。たとえリンプ・ビズキットやマリリン・マンソンによるナンバーがその速いテンポと激しさのためにかえって目立たなくなったコンピレーション盤であっても、すべてのナンバーが「ロックしている!」のは間違いない。各アーティストの持ち味にあった丁寧(ていねい)な選曲により、たとえWWFのショーの会場にいなくても、本作を聴けばファンはいつだって好きなときにこのファンタジーの世界にひたることができる。ビンス・マクマホーンのテーマ曲でさえ、彼がWWFのストーリーで演じている役をさらに強固にしている。愚かで怒りっぽいボスのことを一人称で語るドープの「No Chance」を、マクマホーンのテーマ曲にしたのはなんとも気が利いている。というのも、多かれ少なかれみんなこのボスのことを嫌っていて、その彼のWWFのドラマにおける役割をこのナンバーが思い出させてくれるからだ。「No Chance」と並んで何曲かは、各レスラーのテーマ曲の新たなカヴァーやリミックスであり、本作ではギターがさらに激しくなったニュー・ヴァージョンが聴ける。もっとも、クリス・ジェリコの「Break the Walls Down」(セブンダスト)やアンダーテイカーの「Rollin’」(リンプ・ビズキット)などのテーマ曲のオジナル・ヴァージョンに愛着のあるリスナーはやや面食らうかもしれない。けれども、それにもかかわらず、各ナンバーがレスラーの入場時にプレイされるのを聴けば、どのテーマ曲が自分好みかわかるだろうし、本作を買うべきかどうかもおのずとわかるはずだ。(Mark Huntsman, Amazon.com)クリエーター:Various Artists
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