Archive for 24th, 2006

LIFE is ・・・

24th, 2006

バラードが染みるJ-R&Bの男性ヴォーカリストとして、その存在が大方にインプットされた平井堅。彼の5thアルバムは、2002年の大ヒット・チューン、ベビー・フェイスとのコラボレーションなどのシングル4タイトルを含む、全12曲を収録。このアルバムで彼は、奔放かつボーダレスに音楽と対峙(たいじ)し、自身も「すべて冒険作」と語るほど、ホットでエロティックでスパイシーでパンチの効いたナンバーがそろっている。かと言って、単なる自己満足で終わっているわけではなく、ヒューマニティに満ちた大きな作品でもあり、平井堅、アーティスト冥利に尽きる1枚と言えそうだ。(春野丸緒)

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トリック(3)

24th, 2006

『金田一少年の事件簿』『ケイゾク』を手がけた演出家、堤幸彦が独自の映像世界を駆使して、一筋縄ではいかないトリックの世界をスリリングかつコミカルに描ききったミステリーの怪作。自称売れっ子奇術師(仲間由紀恵)と堅物物理学者(阿部寛)はひょんなことからでこぼこコンビを結成し、さまざまな超常現象の謎に迫っていく。 テレパシー、消失現象、遠隔透視といった定番トリックが、ひねった切り口で次々に登場。貧乳、巨根のキーワードを軸とした下ネタ満載の掛け合いなど、コミカルなテイストにも冴えを見せる。トリックの背景にひそむ新興宗教、霊感商法、土俗的な因習などの虚構が暴かれていくシリアスなドラマとしても一流で、とりわけ、ドラマの横糸として語られる偉大な奇術師だった奈緒子の父親の死についての謎が、展開に厚みを与えている。(麻生結一)

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